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金賞獲りたいなら先ずは聴きやすい演奏を！ 音が安定している。発音が明瞭。音のリリースも状況に相応しい。音程も良い。これらは個人スキルの面ですが、合奏法におけるコツというものがやはりあります。簡単に演奏が聴きやすくなる一つの考え方として3度下のハモリの音量には気を付けるというものがあります。発音のしっかりさや音楽表現はそのままに、少しの丁寧に囁くニュアンスを入れ、思っているよりも物理的な音量デシベルを控えめに。3度のハモリは旋律に音程間隔が近すぎるので、ごちゃついてしまいます。これが6度とか10度のように音程が開いていけば、もっとふくよかにハモリの音圧も入れます。これは私の経験に基づくもので、どの学校に行っても頻繁に伝えている成果がすぐに出る合奏法のコツです。また補足ですが、和物に良くある並行4度や5度は対等の音量で扱うとパワーが生まれます。