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INFO:
私はマーチでも音に息が入っていない上に短すぎるスタッカートや意味もなく短い付点8分音符が好きではありません。そして歴史的にみても演奏スキルの高くない軍隊バンド(これは否定ではなく主業ではないので当たり前です)による演奏は質も低く、当然演奏法のエビデンスも薄くなります。 ただ昭和時代の日本では多くの人がこのような演奏、またはそれを手本のように真似ている演奏を多く聴き過ぎていて、その演奏法が正しいと思い込み、疑念すら抱かない人が多かったのではないでしょうか。 マーチであろうと、ある程度息をしっかり入れ込んで、音価に対してドライすぎる演奏はもう流行りません。 ぜひ日本の音楽界、特に学校教育現場、つまり吹奏楽部の指導者は一度立ち止まって考えてみるべきです。 私なんかの意見こそエビデンスに欠ける? そりゃそうでしょう。当然です。しかしウィーンフィルやベルリンフィルのマーチを何の曲でもいいので4曲程度聴いてみてください。 言葉では伝えきれない私の提案を少なからず感じていただけるのではないでしょうか。 日本の吹奏楽が「ガラパゴスブラバン」にならないことを願い、シンフォニックな一流オーケストラが演奏するマーチを手本としたコンサートマーチの演奏法について考えていただければ私も嬉しく思います。